おばけかぼちゃにも名前があるの!

 オレンジ色のパンプキンをくりぬいて作るランタンは、 "Jack-O-Lantern" (ジャック・オー・ランタン)と呼ばれます。ハロウィーンの前になるとスーパーはもちろん、ガス・ステーションなどでも大小さまざまなパンプキンがごろごろと転がって販売されています。各地の農場にある畑で栽培されているパンプキンを自分で収穫するパンプキン・ピッキングで、好みのパンプキンを見つけるのもおすすめです。パンプキン・カービングのコンテストなどもありますので、ぜひチェックしてみてください。

でもどうやってランタンを作るのかわからない、という人は、パンプキン・カービング(Pumpkin Carving)のキット(Kit)を購入し、その説明書に従うか、インターネットのサイトなどでサーチしてみましょう。インターネットには印刷すればそのまま使えるカービング用の型などもあります。

 

 

Jack-O-Lantern(ジャックオーランタン)って?

よくハロウィンでみるこのかぼちゃをなぜジャックと呼ぶのでしょうか。
これにはこんなお話があります。
「けちんぼジャック」と呼ばれる意地の悪い男が、彼を死後の世界に連れて行こうとした悪魔をうまいこと騙したというアイルランドの伝説が有名です。

呑み助のジャックが最期のお酒代が払えないからと悪魔の姿を銀貨に変えさせて自分の財布に閉じこめます。
悪魔は10年間は彼の命を取らないと約束させられます。
その10年後に現れた悪魔に、林檎が食べたいと林檎の木に登らせた上に、十字架を木に彫り込み身動きできなくさせ、その引き替えに魂をとるのをとうとう諦めさせます。

そして、ジャックが死んだ後,彼の生前の悪事のため天国にも行くことができず、地獄の門にたどり着いても、悪魔とのいきさつがあるため、魂もとれないので地獄に落ちることもできず、道しるべにと石炭の明かりをともしたカブを持たされます。
罪を償うためにこの世とあの世を行き来しつつ、いつまでも暗い道をさまよい歩き続ける羽目になったという話から、Jack-o'-Lantern(「ジャック・オー・ランタン」ちょうちんのジャック)と呼ばれ、呪われさまよう霊魂の代名詞ともなったとか。アメリカでは、カブから収穫の多いパンプキンになったようですね。

 

「ジャック・オー・ランタンランプ」の作り方

必要なもの
かぼちゃ・カービングセット(カッターやスプーン)

 

1.かぼちゃにクレヨンで下書きしましょう。
くりぬいたところからランプの明かりがもれます。
目の形や、口の形等でいろいろな表情が作れます。あなたはどんな顔にしましたか?

2.頭の部分、へたを取りましょう。
ナイフを突き刺す瞬間だけはグッと力が入りますが、実際にやってみると意外と簡単です。しかし、やはり、お子様だけでは危険です。必ず大人の人にやってもらいましょう。

3.かぼちゃの中身をかき出しましょう。
種や繊維をスコップやスプーンでかき出します。小さなお子さまでも簡単に出来るので、ぜひ一緒にやってみましょう!

4.目、鼻、口をくり貫きましょう。
中身が全部出したら、カッターやナイフで下書きに沿ってくり貫きます。以外にたわみやすく、特に口の部分は内側から指で押さえながら慎重にくり貫きましょう。

5.天日干ししてください。
さあ、お化けかぼちゃのジャックの完成です! かぼちゃの中は湿っています。当日にカビが生えていたなんてことがないように、天日干しをして乾かしましょう。